TSH, fT3, fT4

臨床情報

遊離トリヨードサイロニン(FT3)、遊離サイロキシン(FT4)、カルシトニン、TSH(甲状腺刺激ホルモン)は、視床下部、下垂体、甲状腺を介して全身の代謝調節に関与するホルモンです。甲状腺にあるTSH受容体へのTSHの結合は、T3およびT4ホルモンの合成と分泌を引き起こします。血中のT3とT4の大半は蛋白質と結合しています。一部のみが遊離型ホルモン(FT4、FT3)として、活性型甲状腺ホルモンとなり全身で作用します。

検査

原発性甲状腺機能亢進症では、甲状腺がT3とT4を過剰に産生し、下垂体からのTSH放出を阻害します。そのため、血中のTSH濃度は低く、FT4とFT3は高境界値または高値となります。続発性の甲状腺機能亢進症では、FT3とFT4が高値となります。下垂体性TSH分泌亢進症は、TSHを産生する下垂体の腫瘍が原因で、下垂体からのTSHが過剰分泌された状態です。これにより、甲状腺が刺激されT3とT4を過剰に産生します。甲状腺ホルモンの過剰分泌によってFT3・FT4の数値が高く、TSHの数値が低ければ甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、TSHの数値が高ければ下垂体性TSH分泌亢進症など、甲状腺ホルモンの分泌が少なければ甲状腺機能低下症(橋本病、粘液水腫など)などが疑われます。

臨床的な症状に加えて、TSH、FT3、およびFT4濃度の測定は、甲状腺疾患の鑑別において重要です。

 

(注意)日本国内でEUROIMMUN社のTSH, FT3, FT4測定キットは研究用として販売されています。

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