関節リウマチ

臨床情報

関節リウマチ(RA)は、痛みを伴う関節の腫れ、関節のこわばり、進行する関節破壊を特徴としています。 世界の人口の0.5から1%が罹患しており、女性は男性の約2倍の頻度で発症します。RA患者の大半(約70%)は、シトルリン化ペプチドに対する自己抗体(抗CCP抗体 (ACPA))を産生します。 その結果、免疫複合体が形成され、関節の炎症が進行します。

RAの自己抗体は、平均的には関節症状が出る3〜5年前から、時には15年前から出現します。 発症前のRAで最も重要な自己抗体は、リウマチ因子(RF)とACPA、およびSa(シトルリン化ビメンチン)とシトルリン化エノラーゼペプチド1(CEP-1)に対する抗体です。 ACPAの検出には、主に環状シトルリン化ペプチド(CCP)が標的抗原として使用されます。 ACPAは、RAに特異性が高く、骨びらんを伴う破壊的経過などの重症化の指標となります。 分類不能の関節炎期からRAへの移行中、ACPAレベルは上昇し高いレベルを維持します。 ACPAはRAの早期発見に有用です。ACPAを検出することにより 早期発見、早期治療を行うことができます。

検査

2010年以降ACPAの検査は、米国リウマチ学会(ACR)および欧州リウマチ学会(EULAR)のRA分類基準の構成要素となっています。 ACPAはリウマチ因子と同時に検査します。 ACR- / EULAR分類のスコアリングシステムによると、高いACPAまたはRF力価は、低い力価よりもRAのスコアが高くなります。 赤血球沈降速度の増加、C反応性タンパク質の増加、RFおよび/またはACPAの検出などの検査所見がRAの検査として重要です。

CCPに対する自己抗体の測定に、ELISAとChLIAの2つの異なるアッセイ系が使用できます。 ACPAの測定では、第2世代のCCP抗原(CCP 2)がゴールドスタンダードと見なされます。 この抗原を使ったアッセイの感度は80%、特異度は98%です。 CCPに対する抗体は、主にIgGクラスの抗体であり、RFよりも特異的で同様の感度を示します。 抗CCP抗体は、RF陰性患者の最大60%に見られます。

抗CEP-1抗体は、CCP陽性RA患者の約60%に存在する自己抗体です。抗CEP-1抗体の検出は、RAに特異性が高く(特異度:97.6%)、血清学的所見を確認するための補足検査に適しています。 さらに、抗CEP-1抗体の検出はリスク評価に役立つ可能性があります。抗CEP-1抗体は、びらん性疾患の経過および間質性肺疾患に関連しています(Alunno et al.2018)。 さらに、抗CEP-1抗体は、喫煙とHLA-DRB1 “shared epitope” 対立遺伝子が関連するRAのサブタイプで発生します(Mahdi et al.2009)。 抗CEP-1抗体は、RAで実際に発生する標的抗原に対するものであるため、それらの検出により病因についての洞察を得ることができます。

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