STI (性感染症)

臨床情報

クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)、淋菌 (Neisseria gonorrhoeae)、マイコプラズマ(Mycoplasma)、ウレアプラズマ(Ureaplasma)、トリコモナス(Trichomonas)などの性感染症(STI)は、尿道炎を起こすことが知られています。未治療のまま放置すると不妊症につながることもあります。梅毒トレポネ−マ(Treponema pallidum)のように、原因菌が血行性全身に行き渡り、さまざまな臓器に障害を引き起こすこともあります。性感染症の一部は、時に無症状になりながら進行するため、長い間発見されないことがあります。患者への直接的な影響に加え、妊娠中の性感染症は、切迫早産や前期破水の他、新生児に問題が起こる可能性もあります。分娩前もしくは分娩中に新生児に感染し問題を引き起こす可能性があります。

検査

EUROArray STI - 11は、1回の測定で11種類の性感染症病原体の同時検出が可能です。クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis :CT)、淋菌 (Neisseria gonorrhoeae:NG)、単純ヘルペスウイルス(HSV-1、HSV-2)、軟性下疳菌(Haemophilus ducreyi :HD)、マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium :MG)、マイコプラズマ・ホミニス(Mycoplasma hominis :MH)、梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum :TP)、膣トリコモナス(Trichomonas vaginalis :TV)、ウレアプラズマ・パルバム(Ureaplasma parvum :UP)、ウレアプラズマ・ウレアリチカム(Ureaplasma urealyticum :UU)の11種類の性感染症の病原体を1回で検出できます。

EUROArray STIは、研究の必要性に応じて異なる病原体の組み合わせの製品が選択できます。

  • EUROArray STI – 7 (HD / MG / MH / TP / TV / UP / UU)
  • EUROArray STI – CT/NG

培養法による検出と比較して、EUROArray STI - 11は迅速なため、早期に病原体を検出できる可能性があります。

EUROArray STI - 11による病原体の包括的な検出は、臨床的に鑑別が困難な場合や、無症状感染、多重感染の検出などに有用な可能性があります。

EUROArray STI -11は、PCR後のマイクロアレイ測定(EUROArray)により、11種類の性感染症の病原体を1回で検出できます。また、EUROArray HPVと並行して実施することも可能です。

 

(注意)日本国内でEUROArray STIは研究用試薬として販売されています。

Techniques

Method
Parameter
EUROArray
EUROArray STI - 11
EUROArray
EUROArray STI - 7
EUROArray
EUROArray STI - CT/NG
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